かまってちゃん上司・先輩への対処法5選｜みんなのリアルな体験談付き！

「かまってちゃん上司がめんどくさくてイライラする」
「無視したいけど、仕事の関係で関わらないといけない…。どうすれば。。。」

と思っている人も多いのではないでしょうか。

かまってちゃんな上司・先輩ってめんどくさいですよね。

こっちが忙しく仕事しているときに限って、

「かまってちゃん」を発動させて、邪魔してくるアレは、なんなんでしょうか・・・？

そんな「かまってちゃん上司・先輩」に困っているあなたの心を軽くする「対処法」を紹介します。

記事を読むことで、明日からの「かまってちゃん上司」への対応がわかり、

仕事がスムーズに進むようになりますよ。

かまってちゃん同僚への対処法はこちら>>

かまってちゃん部下への対処法はこちら>>

かまってちゃん上司・先輩からの嫌がらせ体験談

かまってちゃん上司の対応に困っている9人の方に、アンケートを取りました。

• かまってちゃん上司からの嫌がらせ体験談
• それに対する対処法

を紹介しているので、

自分の上司と似ているものがないか、確認してみてくださいね。

仕事を中断させてくる上司

体験談提供者：40代男性
かまってちゃん上司：80代男性

仕事が忙しい時でもおかまいなしに、唐突に「ミーティングをやるぞ」と言い出します。
せっかく仕事を中断させて、ミーティングをしたのに、
自分のしゃべりたいことだけ話されて、仕事がスムーズにいかないことがよくあります。

ほんと迷惑です。

休日にLINEを送ってくる上司

体験談提供者：20代女性
かまってちゃん上司：30代女性

上司の困った体験談

仕事以外の休日によくラインが来ることが多い。
ラインは、仕事の内容ではなく、どうでもいいような日常的な質問など、
休日までにするような内容でない連絡ばかり。

返信がないと、スタンプ連打して気づかせようとしてくる。

子ども自慢をするかまってちゃん上司

体験談提供者：30代女性
かまってちゃん上司：30代男性

最近その上司に子供が生まれたので、初めての子供なこともあり毎日子供のエピソードを聞かされています。
溺愛しているので写真もたくさん見せられます。

聞く方としては、他人の子供にそんなに興味がないので辛いです。

忙しいアピール上司

体験談提供者：40代女性
かまってちゃん上司：50代女性

上司の困った体験談

上司は、自分の仕事が増えたり、思うように仕事が回っていない時には、
自分のデスクで独り言が増えて「忙しい」アピールをしたり、
「これ以上仕事を振るな」アピールをしたりしている。

しかし、誰もそのことに触れないとますます機嫌が悪くなり、部下に当たり散らすので、
周囲が気を遣って、声をかける必要がある。

筆談悪口上司

体験談提供者：40代女性
かまってちゃん上司：60代女性

上司の困った体験談

この上司とは仲が良くデスクも隣なのですが、
気に入らない人の悪口を紙に書いてスッと私のデスクにすべらせてくるのです。

多忙を極める仕事ではないのですが、毎日これをしてきて同意を求められるのはきついです。

手取り足取り教えて上司

体験談提供者：40代女性
かまってちゃん上司：50代男性

上司の困った体験談

PC操作が苦手（主にエクセル）なその上司ですが、
できないならまるっと私に引き継いでくれれば全部やるのに、
「どうやるのか見せて」と言って私の席の隣に椅子を持ってくる。

タバコ臭とオヤジ臭がいや。

絡みたい上司

体験談提供者：50代女性
かまってちゃん上司：40代男性

上司の困った体験談

何かと絡んできます。
仕事をしてると頻繫にやってきて、「どう？順調？」と聞いてきたり、
PC苦手なのに「どう？手伝おうか？」と言ってみたり。

課長って暇なんだなあ、と思ってました。とにかくいつもぶらぶらしてました。

家族自慢上司

体験談提供者：20代男性
かまってちゃん上司：50代男性

上司の困った体験談

業務中の少し暇なときとかに、やたら自分の家族の話をしてくる上司がいます。
その内容はだいたい息子がこんなスゴいことをしただとか、家族で良いところに旅行に行ったなどです。

ちょっとならいいですが、ほぼ毎日そういう話をされるのでうんざりしています。

思ったことを口に出しちゃう上司

体験談提供者：20代女性
かまってちゃん上司：40代男性

上司の困った体験談

仕事中に、上司がみんなに聞こえるような声で
「ああ、疲れた。今日は飲みに行こうかな。」とわざわざ口にしています。

また、思ったことをすぐ口に出しては、周りの皆を困らせています。

上司がかまってちゃんになる原因

一般的に、かまってちゃんになる原因としては以下のようなものがあります。

• 幼少期の家庭環境
• いじめ、嫌がらせ、ハラスメント
• 失敗体験の繰り返し
• コンプレックス
• 他者との比較による劣等感

自己肯定感が低下することで、

「みんなから承認されたい！」という承認欲求が生まれて、かまってちゃんになります。

職場の上司の場合、さらに以下の3つの原因が加わっていることがよくあります。

• 役職降格によるプライドの損傷
• 他者との比較による自尊心の欠如
• リストラなどの将来への不安

それぞれ詳しく見ていきましょう。

役職降格によるプライドの損傷

年功序列の制度が崩れ、役職が降格する中高年社員が増えています。

中には、「役職＝アイデンティティ（自分らしさ）」と思っている人も多いです。

そのような人が役職降格を受けると、

「君はダメな人間なんだよ」と言われてるよう錯覚し、

自信のプライドがズタボロになり、

人からの承認を過度に求める「かまってちゃん」になる人もいます。

他者との比較による自尊心の欠如・存在の誇示

仕事は「できる」「できない」がハッキリと目に見えてしまいます。

同期がどんどん出世していったり、

後輩が自分の上司になったり。

そこで「自分は自分。そのままでいいんだ。」と思えずに、

他者との比較を長年し続けることで、自己肯定感が低下します。

その結果、

• ネガティブ発言で回りからの注意を引こうとするかまってちゃん上司
• 自信のなさを隠すために、自分の存在を誇示するかまってちゃん上司

が生まれてしまうのです。

リストラなどの将来への不安

リストラなどの将来の不安も、自己肯定感を下げる要因の1つです。

「自分は必要とされていないのかな」（自己効力感の欠如）
「リストラされた自分のことを”いい”と思えない」（自己受容感の欠如）

という考えが頭によぎると、自分のことを肯定できなくなってしまいます。

その結果、他者に承認を求めて、

仕事中に無駄話をしたり、愚痴を言って注目を集めたりするようになるのです。

かまってちゃんの原因を詳しく知りたい方はこちらの記事へ>>

かまってちゃん上司への対処法

かまってちゃん上司（かまちょ）は、毎日顔を合わせる存在ですが、

「家族」「恋人」ほど関係性が深くないので、

下図の「関係が深くない相手」の関わり方をベースにするのがおすすめ↓

深く関わらないようにする工夫には、次のようなものがあります↓

傷つけないようにする工夫には、次のようなものがあります↓

しかし、かまってちゃん上司は、毎日顔を合わせるし、

今後も長く付き合っていかなければならないので、

「傷つけないようにする工夫」を取り入れながら、自尊心を守りながら対処するのがおすすめです。

これらの工夫の中から、

かまってちゃん上司の効果的な関わり方を、5つ厳選して紹介しますね↓

適度に距離を取る

かまってちゃん上司は、かまえばかまうほどあなたへの依存度が上がります。

なので、基本的には「距離を取る」戦法をとりましょう。

具体的には、以下のような方法で、一定の距離感を保つことができます。

• 必要のないときはしゃべらない・近づかない
• 連絡の頻度を減らす
• 自分の時間と空間を守る

必要のないときはしゃべらない・近づかない

必要がないときには、なるべく近づかないようにしましょう。

仕事でわからないことも、上司ではなく他の同僚に聞くことで、かまってちゃん上司と関わる時間を減らせます。

（他の人に聞くと嫉妬する上司もいますが。。。その場合は、

「①上司がいないときには他の同僚に聞く」
「②上司がいるときは上司に質問して”ご教授ありがとうございます！”と上司を立てる」

といったように使い分けましょう）

連絡の頻度を減らす

LINEやメール、職場での連絡回数を減らして、適切な距離感を保ちましょう。

具体的には、

• 返信は1日1回にする
• 仕事の連絡以外は、返信しない
• 返信が遅れた場合は、理由を添える

などの方法があります。

LINEやメールは、1日1回時間を決めて返信するようにしましょう。

「この部下は、毎日昼に返信が来る」と思わせれば、何度もメール・LINEが来ることが減ります。

休日にもLINEが来る場合は

「すみません！今気づきました！」
「休日はあまりLINE見ない派なんです。。。」
「出先で気づきませんでした」

などと理由を添えて、遅れて返信しましょう。
（即レスすると、相手からガンガン連絡来るようになるので注意）

自分の時間と空間を守る

かまってちゃん上司が仕事中ずっと話しかけてきたら、めんどう＆仕事が進まないですよね。

以下のようにして、自分の時間と空間を守るようにしましょう。

• 作業時間中は話しかけないよう伝える
  →ずっと話しかけてくる場合は
  
  「今大事な作業しているので、あとで時間とってもいいですか？」
  「午前中に済ませないといけない案件があるので、打ち合わせは昼休みでいいですか？」
  
  などといって、スパッと断りましょう。
• 休憩時間は自分の席で過ごす（離れて過ごす）
  →休憩時間にかかわられたくないときは、物理的な距離をとってすごしましょう。
• 自分の仕事スペースを、他の人と共有しない
  →自分の仕事スペースを他の人と共有せずに、自分一人で作業できるスペースを確保しましょう。

依存先を増やす

かまってちゃん上司の相手をあなた一人でしていたら、メンタルやられます。

上司の依存先（かまい先）を増やすことで、関わる時間を減らすようにしましょう。

• ランチや休憩は、他の同僚と一緒に過ごす
• 対応に困ったら周囲に助けを求める
• 他の信頼できる上司に相談しておく

ランチは他の同僚も一緒に

1対1でのランチにさそわれたときは

「今日は他の人ともランチに行きたい」
「◯◯さんも一緒に声かけてみよう！」

と伝えて、他の同僚も巻き込んでみましょう。

周囲に助けを求める

かまってちゃん上司の対応に困ったときは、

「◯◯さん（周囲の人の名前）、ここのところ一緒に考えてもらってもいいですか？」
「へぇ〜、家族旅行で九州に行ったんですね。そういえば、◯◯さん（周囲の人の名前）九州出身じゃなかったっけ？」

というように、周囲の人の力も借りて、複数人で対応できると気持ちが楽になりますよ。

他の信頼できる上司に相談しておく

かまってちゃん上司の対応に困っていることを、

他の信頼できる人に相談しておくのもおすすめです。

困っているときに手を差し伸べてくれることもありますよ。

適度にほめる・承認を与える

かまってちゃん上司は、他人からの承認を求めています。

なので、適度に褒めたり、承認を与えたりすることで、

気持ちよく仕事をさせてあげましょう。

• 「◯◯さん、おはようございます」と名前を呼んであいさつ
  
  →名前を呼ばれると、承認された気持ちになれる
• ありがとうございます！◯◯さんの説明わかりやすいです
  
  →さり気なく褒めておく
• あいづちを打ちながら話を聞く
  
  →話を聞いてもらえている＝必要とされている感覚になり、自己肯定感が上がる
• 「オウム返し」で軽い共感を示す
  
  上司「大変だったんだよ〜」
  あなた「大変だったんですね〜」

ほめたり承認を与えたりすることで、めんどうなマイナス感情吐き出しを減らせます。

とはいえ、あまりに褒めすぎると、あなたへの依存度が上がるので、

あくまで「小さな承認を与える」ぐらいの意識で接しましょう。

悪口・全否定はしない

かまってちゃん上司を「めんどくさい」と思っても、悪口・全否定はしないようにしましょう。

自己肯定感が低いかまってちゃん上司に悪口を言ってしまうと、

ネチネチと攻撃されたり、ありもしない噂を流されたり（特にかまってちゃん女性に多い）します。

かまってちゃん上司は、無駄に声がデカかったりするので注意が必要です。

悪口を言わないためには、6秒間深呼吸しましょう。

人間の怒りのピークは6秒と言われています。

悪口・全否定しそうになったら、深呼吸をして

「1・2・3・4・5・6」と数えて、怒りのピークがすぎるのをやりすごしましょう。

ネガティブにはリフレーミング

かまってちゃん上司のネガティブ発言には、リフレーミングで返してあげましょう。

リフレーミングというのは、否定的な言葉を肯定的な言葉に言い換えることです。

• 上司「残業ばっかりで家族の時間が取れないよ」
  →大切な家族の時間を増やすために、はやく作業終わらせましょ！
• 上司「なんで私ばっかり仕事を振られるんだ」
  →仕事ができて、頼りにされてる証拠ですね！
• 上司「あ〜あ、疲れた疲れた！」
  →今日も頑張りましたね！

愚痴を聞いていると、こっちまで気分が暗くなるので、

リフレーミングで返して「モチベーションアップ」＆「上司の承認欲求を満たす」を同時にしていきましょう。

かまってちゃん上司とのコミュニケーションに効くおすすめ本

かまってちゃん上司とのコミュニケーションに困っているのであれば、

永松茂久さんの「人は話し方が9割」を読みましょう。

• 目上の人に生意気と思われる話し方、可愛がられる話し方
• 悪口は、言わない、聞かない、関わらない
• 苦手な人をかわる3つの方法

など、かまってちゃん上司とのコミュニケーションに役立つ秘訣も紹介されています。

私がつい笑ってしまったのは、コレ↓

嫌いな相手の「あだ名」をつけるなどして、仲のいい人とだけに通じる「隠語」を考えておく、というイメージでしょうか。
例えば、 いつもガミガミ言う上司を「滝」と名づけます。

そして昼休みなどに、同僚と一緒になって「いや〜、今日も滝は午前中からすごかった。おかげでいい滝行になったよ(笑)」などと笑ってしまえば、少しは気持ちが軽くなるのではないでしょうか。

永松茂久「人は話し方が9割」より引用

かまってちゃん上司を楽しくネタにしながら、乗り切れるようになると最高ですね。

この他にも、コミュニケーションに役立つ内容満載なので、

自分のコミュニケーションに少しでも不安がある人は、人は話し方が9割を1回読んでおきましょう。

その後の仕事・家庭・友人・親戚などとの会話がラクになりますよ。

かまってちゃん上司と上手く付き合うメンタルの保ち方

職場のかまってちゃん上司からストレスを受ける場面は、毎日何度もやってくることでしょう。

たとえ1つ1つは小さなイライラでも、積もれば大きなストレスに。

なので、イライラするたびに「即効性のあるストレス解消法」で気持ちをリセットするのがおすすめ。

ここでは、すぐにできる3つのストレス解消法を紹介します。

ボックスブリージング

ボックスブリージングは、ストレス解消に効く呼吸法の中でも

• 手軽にできる
• リラックスと緊張（やる気）のバランスを保てる

という、仕事中にピッタリのリラックス法です。

少し歩いてみる

人は、歩くとセロトニンという物質が分泌されます。

少し歩くことで

• 爽快感を得られる
• ネガティブ思考をリセットできる
• 意欲、思考力が向上する

という効果が得られます。

「ちょっとの距離でOK」「室内OK」です。

かまってちゃん上司にイライラしたら、

• ちょっとトイレまで歩く
• 印刷室までコピーを取りに行く

などをして、意識的に歩いてみましょう。

14秒間、過去の楽しかった記憶を思い出す

イライラをしずめる効果的な方法に「14秒間、過去の楽しかった記憶を思い出す」があります。

おすすめは、楽しい思い出の写真を1枚デスクに入れておいて、

かまってちゃん上司にイライラした後に、14秒ほど眺める方法です。

職場で写真眺めているのが不自然な方は、スマホの写真を見て思い出したり、

目をつぶって想起するのも効果的です。

サクッと気持ちを切り替えていきましょう。

まとめ：かまってちゃん上司とはちょうどいい距離感でかかわろう

かまってちゃん上司・先輩の体験談・対処法やストレス発散方法などを紹介しました。

上司・先輩がかまってちゃんになる原因としては、以下のようなことが挙げられます。

• 役職降格によるプライドの損傷
• 他者との比較による自尊心の欠如・存在の誇示
• リストラなどの将来への不安

かまってちゃん上司への対処法としては、次の5つが有効です。

• 適度に距離を取る
• 依存先を増やす
• 適度にほめる・承認を与える
• 悪口・全否定はしない
• ネガティブにはリフレーミング

かまってちゃん上司とのコミュニケーションやメンタルの保ち方のコツを掴んで、

少しでも楽に仕事を進められるようにしましょう。